アトピーの基礎知識
2017年05月26日更新 2016年12月27日公開

アトピー性皮膚炎の人によいとされる日常のスキンケアとは

すこやかな肌を保つために行われるスキンケアですが、アトピー性皮膚炎の人もこのスキンケアが重要になります。一般的なスキンケアと違って気をつけるべきポイントを、ドクター監修の記事でご紹介します。

アトピー性皮膚炎の人が、すこやかな肌を保つためのスキンケアはどのようにしたらよいのでしょうか。アトピー性皮膚炎の原因や特徴を踏まえて説明します。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥と湿疹、強いかゆみが起こる皮膚病です。湿疹の種類は個人差があり、いずれも慢性的なものとされています。かゆみが気になってかきむしってしまうことで、さらに症状が悪化することもあります。

考えられる原因

発症する原因は生まれ持った体質の他に、食べ物やダニ、ハウスダスト、汗や体の汚れや生活環境などさまざまな要因があると考えられています。アトピー性皮膚炎にかかっている人は健康な肌の人よりも肌のバリアが弱いため、ささいな刺激も敏感になってしまう傾向があります。

アトピー性皮膚炎に処方される薬

医師に処方された塗り薬で症状を抑えていくことになります。主に使用するのはステロイドが含まれた薬になります。ステロイド剤は皮膚に起こる強い症状を抑えるのが目的です。

日常的なケアとスキンケア

スキンケアとは基礎化粧品などを用いて肌を健康的に保つことを言います。肌も体力と同じように、年齢や生活スタイルなどによって衰えていきます。疲れたときに体を癒すように、肌にも適度なケアをし、健康的な状態を維持する必要があるのです。

内容は化粧品などを肌につける外側のケアから、食事による体の内側のケア、医療機関や専門機関でのケアなど多数あります。

アトピー性皮膚炎のためのスキンケア方法と日常生活

長期的な治療が必要なアトピー性皮膚炎なので、日常生活において肌のケアを十分に意識しなければなりません。アトピー性皮膚炎は乾燥かつ刺激に弱い肌なので、その点を留意したうえでのスキンケアをするとよいでしょう。

保湿について

部屋に加湿器を用意する

アトピー性皮膚炎の肌は乾燥がちです。室内の状態も乾燥だと、皮膚の水分がさらに奪われてしまって症状が悪化する可能性があります。リビングや寝室など、長時間過ごす部屋には加湿器を置いて部屋の湿度を保っておくとよいでしょう。また、冷暖房が効いた部屋も肌の水分がなくなる原因となりますのでこまめにスイッチを切るなどして適切な室内環境を整えましょう。

医師に処方された保湿剤を使用する

肌は乾燥状態であると健康とは言えないので、保湿する必要がります。ドラッグストアなどで肌にうるおいを与えるクリームなどが販売されていますが、含まれている成分が肌にあわず、症状を悪化させてしまう可能性もあります。医師に処方された医薬品の保湿剤を使い、指示された量を塗ってケアするようにしましょう。

入浴について

湯船に浸かるときの注意点

1日の疲れをとるために湯船に浸かることはよいのですが、お湯の温度が上げすぎたり、長時間入浴したりするのは避けましょう。肌の刺激になるのと、湯上り後の体内の水分がかなりなくなってしまう可能性があります。入浴剤もできるだけ使用しない方がよいでしょう。

体を洗うときは石けんをよく泡立てて、手でやさしく洗う

体を洗うときにタオルやスポンジなどを使うと、網目などが皮膚に刺激を与えてしまうことがあります。石けんをしっかり泡立てて、なでるように手でやさしく体を洗うようにしましょう。

入浴後は保湿を忘れずに

入浴後は体の水分がなくなっている状態なので、体についた水滴をしっかり拭き取ってから保湿を忘れずに行いましょう。

肌への刺激を抑え清潔を保つために

爪は常に短く、手は清潔に

手は肌に触れることが多い部分です。そこに汚れや雑菌などが含まれていたら、敏感な皮膚の刺激となって症状を悪化させることにつながりかねません。意識的に手洗いをしましょう。また、かゆみのせいで無意識にかきむしってしまったときに、出血が起きないよう爪は短く切っておくことがポイントです。爪が鋭利だと肌を傷つけやすいのと、爪の中にも汚れがたまっていることがあります。かきむしった後に爪の汚れが傷に入り込んでしまわないためにも短くしておくことをおすすめします。

衣類や肌触りのよいものにし、清潔を保つ

衣類は常に肌に接しています。コットン100%など、肌に触れていても刺激の少ないものを着用するのがよいでしょう。衣類によっては金属やプラスチックなどの飾りのついたものもありますが、皮膚への刺激となるため、着用する際に患部に触れないものにしましょう。汗や外のほこりなどさまざまな汚れが衣類にかかってしまうので、毎日洗濯をして次に着るときも安心して着用できるようにしましょう。

髪の毛が顔や首にかからないようにする

特に女性は髪が伸びてきたらゴムで縛ったり、ピンでまとめたりして髪が皮膚に触れないようにしましょう。子供はよく動くのですぐに髪が乱れがちです。気づいたときに直してあげたり、外出先でも予備のゴムを用意しておいたりなど、常に髪型を整えられるようにするとよいでしょう。

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