デリケートゾーンのケア
2016年12月27日更新 2016年12月22日公開

デリケートゾーンのかゆみの原因と対策

デリケートゾーンのかゆみやにおいが気になる場合は、病院を受診することをおすすめします。性感染症が原因でかゆくなることがあります。今回は、デリケートゾーンのかゆみの原因と対策についてドクター監修の記事で解説します。

デリケートゾーンのかゆみの原因として、カンジダ膣炎やトリコモナス膣炎などの感染症があげられます。病気でなくてもかゆくなることがあります。原因を突き止めるためにも、早めに病院を受診しましょう。

デリケートゾーンはかゆくなりやすい

デリケートゾーンには、かゆみや蒸れ、においなどの不快な症状が現れることがあります。特に、生理中にナプキンを長時間着けていると、経血によるにおいやかゆみ、蒸れなどが重なります。また、デリケートゾーンは、身体の中でも特に肌が薄い部分です。他に肌が薄い部分としてまぶたがあげられますが、それよりもさらに薄くなります。そのため、デリケートゾーンは外部からの刺激を受けてトラブルが起こりやすい部位と言えます。

かゆみや蒸れの対策

デリケートゾーンのかゆみや蒸れを防ぐために、まずは清潔な状態を保つことを心がけましょう。入浴時には、デリケートゾーンを適切に洗って、清潔な下着を着用します。そして、発汗時や生理中、おりものが多い場合などは、こまめに下着やナプキンを替えましょう。下着を選ぶときは、通気性に優れた綿素材のショーツを穿くことをおすすめします。また、生理中など蒸れやすい状況では、ジーンズやストッキングなどよりも、スカートを穿くことで不快な症状を抑えられるでしょう。

市販薬を使用する

軽度のかゆみであれば、デリケートゾーンに塗るのに適した市販薬を使うことで対処できます。また、睡眠不足や過度なストレスなどによる免疫力の低下もデリケートゾーンのトラブルの原因になるので、規則正しい生活をおくることが大切です。

感染症の可能性がある

デリケートゾーンがかゆい場合、さまざまな感染症が疑われます。デリケートゾーンのかゆみや痛がゆさ、白~黄色のカッテージチーズ状のおりものなどの症状が現れた場合は、カンジダ膣炎の可能性があります。原因となるカンジダ菌は、膣や消化管だけではなく空気中にも存在しています。免疫力の低下や抗生物質の服用などによって膣の自浄作用が低下すると、カンジダ菌が異常に増殖してカンジダ膣炎を引き起こします。

症状が軽い場合は放置しても自然治癒しますが、症状が強く現れている場合はすぐに病院を受診しましょう。

雑菌が原因になる

カンジダ菌だけではなく、さまざまな種類の雑菌が膣内や消化管、皮膚などに存在しています。これらがカンジダと同じような理由で増殖して、デリケートゾーンのトラブルを招きます。においをともなうおりものの増加やかゆみなどが一般的な症状ですが、カンジダ膣炎と比べて軽い傾向があります。

原虫による感染症

デリケートゾーンに非常に強いかゆみが生じた場合、トリコモナス膣炎の可能性があります。これは、トリコモナスという原虫による感染で発症する病気で、黄色い泡状のおりものが出ることが特徴です。

尖圭(せんけい)コンジローマに注意が必要

尖圭(せんけい)コンジローマは、ヒューマンパピローマウイルス(HPV)の感染で発症する性感染症です。外陰部や子宮頸部などに特徴的なイボが生じます。また、外陰部のかゆみや灼熱感などの症状が現れます。このイボに皮膚や粘膜が触れると感染する恐れがあるため、コンドームの着用では完全に防ぐことが難しい場合があります。

また、このウイルスは完全に排除することができないので、約25%の人が3か月以内に再発するといわれています。

ハイリスクタイプのHPV

HPVには、ハイリスクタイプと呼ばれるものがあり、それに感染すると子宮頸部の細胞が変異しやすくなるため、子宮頸がんのリスクが高まります。尖圭(せんけい)コンジローマは子宮頸がんのリスクとは関係がないローリスクタイプのHPVによって引き起こされますが、数種類のHPVに感染している場合もあるので注意が必要です。尖圭(せんけい)コンジローマを発症した場合は、定期的に子宮がん検診を受けましょう。

尖圭(せんけい)コンジローマの治療法

イボは、レーザーや電気メスで焼き切ることができます。しかし、ウイルスを排除した訳ではないため、再発の可能性があります。再発した場合は軟膏の併用が必要になるケースもあります。

デリケートゾーンのトラブルの要因

次のような要因により、デリケートゾーンのトラブルを招きやすくなります。

  • 膣内の乳酸菌が少なくなる
  • 生理前
  • 膣内の過度な洗浄
  • 高温多湿
  • ナプキンの長期間の使用
  • 締め付ける衣類の着用
  • 汚い手指で陰部に触れる
  • 性感染症の原因菌を持つ人との性行為

病院に行くタイミング

デリケートゾーンのかゆみがひどい場合や早く治したいときには、病院を受診しましょう。カンジダ膣炎であれば、薬を使用することで比較的早く治ることが多いです。また、おりものの性状の異常やにおいなどをともなう場合も病院を受診した方がよいでしょう。

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