膀胱炎の基礎知識
2017年03月08日更新 2016年12月22日公開

子供の膀胱炎に効果がある市販薬とは

膀胱炎は、男女関係なく発症します。乳幼児の場合は膀胱炎になっても大人が気づきにくく、治療が遅れることも考えられます。子供が膀胱炎になってしまった場合の治療法や効果的な市販薬について、ドクター監修のもと解説します。

膀胱炎とは膀胱に細菌が侵入し、炎症を起こす病気です。女性に多いイメージのある病気ですが、子供でも発症します。膀胱炎の症状、治療法、市販薬などについて、詳しくみていきましょう。

子供の膀胱炎とは

子供は男女ともに尿道が短いので、大人よりも膀胱炎になりやすい状態です。乳幼児の頃は、割礼をしない日本では包皮に菌が残りやすいため、女の子よりも男の子が膀胱炎になりやすいことも特徴です。

膀胱炎の症状は

子供の場合、おしっこをするときに痛がる(嫌がる)、トイレの回数が増える、逆に極端に回数が減る、機嫌が悪い、血尿が出るなどの症状がある場合は膀胱炎の可能性が考えられます。排尿時の痛みをうまく伝えられない子供も多く、お腹や背中を痛がる、おもらしやおねしょが増える、といったケースもあります。しかし、乳幼児の場合は自覚症状を訴えることができず、腎盂腎炎(じんうじんえん)になって初めて大人が気づくことがほとんどです。咳や鼻水などの症状がないのに、高い熱がでる場合は腎盂腎炎となっていることがあります。

膀胱炎の原因

膀胱炎は、尿道口から細菌が侵入して感染が成立します。子供の膀胱炎の原因菌は、大腸菌が約80%、残りの20%も他の腸内細菌といわれています。乳幼児の場合は大人に比べて免疫力が低く、さらに、おむつで便をしてしまい、それがきれいに拭かれていなかったり、トイレでもお尻の拭き方が下手であったりすることで、感染する確率が高くなります。また、何度も感染をくりかえす場合は、先天的(生まれつきの)尿路奇形が存在する場合もあります。

膀胱炎になりやすいケース

  • 下痢便の時にしっかりとお尻が拭けていない、または肛門周りを拭いた紙で尿道も拭いている(ゴシゴシ拭いている)
  • おむつに排便している場合、そのまま長時間放置している、(女児の場合)性器に便の拭き残しがある
  • 子供が性器を手で頻繁に触っている
  • 手洗いがしっかりできていない
  • 極端な水分不足
  • かたよった食生活・睡眠不足(免疫が低下している)

膀胱炎を防ぐには

正しいトイレの習慣をつけることが大切です。排尿・排便後の拭き方が正しいか再度確認をしてあげましょう。また、トイレの後以外にも帰宅時や食事前には手洗いを行うようにすることや、入浴時に性器を清潔にしておくことも大切です。また、しっかりとバランスのとれた栄養のある食事をとる、規則正しい睡眠習慣をもつといった基本的なことが最近に対する抵抗力を高めます。

膀胱炎と気づいたら

子供が明らかに排尿時痛がっている、血尿が出たなどのトラブルが出た場合はすぐに病院に行くようにしましょう。尿を採取して細菌を調べ、抗生物質を用いて治療を開始します。膀胱炎は通常3~4日でおさまります。また、治療中は十分に水分を摂取することも大切です。

市販薬は

できれば病院に行かずに自力で直したい、なかなか病院に連れて行く時間がとれないと思う親御さんも多いでしょう。しかし、小児の場合は膀胱炎から腎盂腎炎に移行している場合も多く、治療には抗生剤が必要です。抗生剤の選択は医学的な判断が必要であり、一般に市販されていません。そのため、子供の様子がおかしい、排尿時に痛がっている場合は素人で判断せず、病院に連れて行き、きちんと診断してもらいましょう。

最後に

一般的に子供の病気は気がつきにくく、重症化してから大人が気づくことが多くあります。膀胱炎も例外ではなく、腎盂腎炎になってから受診することもあるでしょう。しかし、一般的な膀胱炎・腎盂腎炎は、ともにきちんと治療を行えば完治させることができる病気です。必ず病院を受診し、治療を行いましょう。また、くりかえす尿路感染の場合は尿路先天奇形の可能性もあり、放置すると腎機能が低下してしまうこともあります。普段から子供の様子を確認し、異常が疑われる場合には病院を受診・相談しましょう。

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