冷え性の基礎知識
2017年04月18日更新 2017年04月18日公開

手足・足先が冷たくなる!「末端冷え性」とは

手先や足先がとても冷たくなってつらい、末端冷え性。長年悩んできたという女性は多いのではないでしょうか?その原因を正しく理解して、簡単に取り入れられる改善方法をドクター監修の記事でお届けします。

寒くなってくると多くの人を悩ます、足先や手先の冷え。自分の手の冷たさに自分でひやっとしたことがある人も多いのではないでしょうか?ベッドに入っても足先が冷えてなかなか寝付けないという人にとっても、冬はとても厳しい季節です。ここでは、末端冷え性の原因とその改善方法を正しく学んでいきましょう。

末端冷え性とは

末端冷え性とは、その多くは女性だといわれており、身体は温かいのにいつも手先と足先が冷え切っている状態をいいます。十分着込んでいても、手先と足先だけはなかなか温まらずに冷えたままで、布団に入っても足先が冷たくて気になる、寝付けなくて寝不足になる、という人もいるようです。

末端冷え性の症状

代表的な症状は「手や足の先端だけが極端に冷たくなる」です。ほかにも、以下のような自覚症状がある場合は末端冷え性である可能性があります。

  • 布団に入って靴下を履いてもなかなか改善しない
  • 手先や足先の冷えが原因でうまく寝つけない日が続く
  • 足がむくみやすい
  • 冷えが原因で腰や肩に痛み、頭痛などがある
  • 貧血、動悸、めまいがよく起こる
  • 肌荒れ、生理不順がよく起こる
  • かぜをひきやすくなっている
  • 免疫力が低下していると感じる

末端冷え性の原因

末端冷え性の原因は、体内での温度調節がうまくいかないことでおこります。寒いときは、本来であれば体内で熱を作って体をあたためようとしますが、血液の流れが悪くなっているため、熱を必要としているところに十分な血液が運ばれていないのです。特に、手先と足先は心臓から遠くに位置しているため、より血液が周りにくいといわれています。

血液の循環を悪くしている要因は以下になります。

代謝の低下

血液の流れがよいというのは、必要な栄養素を体中に行き届かせ、同時に不必要となった老廃物を体外に排出する働きを助けている状態をいいます。つまり、血液の流れが悪いというと、栄養素が体中に行き届いておらず、かつ老廃物がたまりやすい状態だといえます。これが代謝の悪化を招き、内臓機能を低下させたり、体温調節機能を低下させたりする原因となり、末端冷え性につながっています。

筋肉量の低下

男性に比べ、女性の筋肉量は少ないといわれています。筋肉は、運動することで体全体を発熱させ、血液の循環をよくする働きがありますが、筋肉量の少ない人はその分、冷えを感じることが多くなります。性差による点もありますが、運動不足だという自覚のある人は、運動量を増やし筋肉量を少しでも増やしていくことで身体を温めることができます。

自律神経の異常

自律神経とは、人が生きていくうえで身体が正常な状態を保てるように命令を出す神経のことです。自律神経が正常に機能していないと、冷えを感じることがあるといわれています。その理由は、体温などを調節する機能が正しく機能していないことで、室内外の温度差にうまく対応できないためです。空調がよく効いた室内にいると、自然な温度差に過敏に反応し自律神経が乱れる原因になるとされています。

女性ホルモンの乱れ

女性にとって女性ホルモンは、身体と心の状態をバランスよく保つ作用があるといわれています。この女性ホルモンの分泌が乱れることで、血液の循環が悪くなり、冷えを感じやすくなるといわれています。

末端冷え性の改善方法

末端冷え性を改善するために、まず理解しておかなければならないことは、先にあげた冷えの原因をよく知り、それらを根本的に改善していく必要があるということです。つまり、代謝を上げ、筋肉量を増やし、自律神経を整え、女性ホルモンの分泌を正常化していくことが重要です。それらが改善できれば、血液が正常に体中を循環し、栄養素が送られ老廃物が体外へ排出されやすくなります。

ストレッチの方法

激しい運動ではありませんが、血液の流れをよりよくするために、十分な水分補給をすることを心がけましょう。

  1. 仰向けになります。
  2. そのまま背伸びをするように手足を上下に伸ばしながらストレッチをします。
  3. ストレッチの動きに合わせて、大きく深呼吸をしましょう。息を吸うときに足先を伸ばして、息を吐きながら元の位置に戻ります。
  4. 今度はかかとを伸ばすようにストレッチしましょう。同じくストレッチの動きに合わせて、深呼吸をします。これを5回ずつ、くりかえしましょう。

体全体をゆっくり動かし、大きく息を吸って酸素を十分に取り込みながら行いましょう。水分をしっかり取り、身体に溜まっている老廃物やドロドロの血液をきれいに流していくイメージで行うのがポイントです。温かい血液が全身を駆け巡っていく気持ちでやりましょう。

お風呂場でマッサージ

自律神経を刺激するには、冷えが気になるところに冷たい水と温かい湯を交互にかけて血管を刺激してきましょう。これにより、血液の循環をよくし、冷えを改善させるといわれています。

  1. 足先に40~43℃くらいのシャワーを1分間ほどかけます。このとき、シャワーは指先だけにあたるようにし、足の甲にはあてないように注意しましょう。
  2. 次に、洗面器に冷たい水を用意し、足の指先をつけます。冷たいシャワーを直接あててもよいです。
  3. 1~2を数回くりかえし、最後は温かいシャワーで終えるようにしましょう。

ほかにも、ツボを押すことで冷えを改善したり、生姜を食生活に取り入れることで体内から冷えを改善したり、さまざまな方法があります。末端冷え性で悩んでいる人も日々の生活に取り入れ、冷えのない体づくりをしましょう。

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