膀胱炎の基礎知識
2017年04月24日更新 2017年04月24日公開

女性に多い膀胱炎の症状とよくある原因

女性に多いといわれている病気に膀胱炎があります。一度かかってしまうとくりかえしやすいともいわれ、注意が必要です。ドクター監修の記事で正しい知識と治療法を知って、これ以上膀胱炎で悩まないために学んでいきましょう。

膀胱炎で悩んでいる人の多くは女性だといわれています。なぜ、女性ばかりが膀胱炎になるのでしょうか。長年、膀胱炎に悩まされている女性も多いと思いますが、くりかえす膀胱炎となんとか縁を切りたいと思っている人は多いはずです。膀胱炎の主な原因や、女性がなりやすい理由を正しく知って、悩みから解放されましょう。

膀胱炎とは

膀胱炎にはいくつか種類がありますが、ここでいう膀胱炎は「急性膀胱炎」をさし、女性に多い病気とされています。これは膀胱炎の中でももっとも患者が多いといわれています。

膀胱炎の症状

膀胱炎の症状は強い痛みがともなう場合があるため、日常生活に支障がでることも少なくありません。次のような症状が気になる人は急性膀胱炎である可能性が高いといわれています。

●頻尿(何度もトイレに行きたくなる、尿が残っている感じがする)

●排尿時の痛み(ひりひりとする痛み、焼けつくような痛みがある)

●尿の混濁(尿が白っぽく濁っている)

ほかにも、まれなケースですが、血尿や高熱が出る場合もあります。症状が悪化すると、腎盂腎炎(じんうじんえん)や腎臓の感染症を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。気になる人はすぐにドクターに診てもらうといいでしょう。

また、これまで上記のような症状で病院に通い、急性膀胱炎と診断されて抗生剤を処方されたが、なかなか症状が改善しない場合は「間質性膀胱炎」という種類の膀胱炎である可能性があります。抗生剤の服用で、一時的に症状の軽減がみられることはありますが、急性膀胱炎と間質性膀胱炎では、原因と治療法が異なりますので、完治には至りません。心配な方は再度医師に相談してみてください。

膀胱炎の原因

膀胱に細菌が侵入することで炎症が起きて、頻尿や排尿時の痛みにつながります。特に、身体の抵抗力が低下しているときにかかりやすいといわれており、通常は多少細菌の侵入があったとしても自浄作用で細菌を追い出すことができるのですが、それがうまく機能しないときに膀胱炎になってしまいます。予防するには日々の生活の改善が必要です。

膀胱炎の原因となる細菌は、主に大腸菌だといわれています。ほかにも、ブドウ球菌や連鎖球菌、クラミジアが原因となることもあります。ストレスがたまっていたり、疲労が蓄積していたりするような状態が続くと、身体の免疫力が低下し、膀胱炎を引き起こす原因となるといわれています。また、風邪(かぜ)をひいているときやダイエット中で栄養不足になっているときも同様に膀胱炎になりやすいといわれています。

女性が膀胱炎になりやすい理由

女性が膀胱炎になりやすい理由として、尿道が短いという女性特有の身体の仕組みが原因であるものと、女性に多い生活習慣に影響があるといわれています。女性の5人に1人は膀胱炎で悩んでいるともいわれており、特に20~40代の女性は、性行為や生理、妊娠などのタイミングで膀胱炎になることも多いとされているため、日ごろから注意が必要です。

女性が膀胱炎になりやすい原因は具体的には以下のとおりです。

●女性は尿道が4cmほどと男性に比べて短く、雑菌が尿道を逆行して膀胱に入ってきやすい。

●女性は尿道口が膣や肛門と近いため、大腸菌や雑菌が侵入しやすい。

●職場や学校で決まったタイミングでしかトイレに行けなかったり、外出先でトイレを我慢したりすることが多い。

●性行為により雑菌が付きやすい。女性の膣内にある菌やクラミジアなどに反応して膀胱炎につながることがある。

●妊娠により、身体の抵抗力が低下し感染症にかかりやすい状態になる。

●生理中や出産後1か月ほどは、出血が続き尿道口が湿った状態が続くことで雑菌が繁殖しやすい状況になっている。

●ストレスや疲労が原因で身体の抵抗力が低下しやすい。

●過剰なダイエットによる栄養不足が原因で身体の抵抗力が低下しやすい。

●加齢によるホルモンの減少で、膀胱粘膜が薄くなり雑菌が侵入しやすい。

●加齢や肥満による排尿障害が原因で膀胱炎になりやすい。

ビデの使いすぎには注意

膀胱炎の予防として、尿道口を清潔に保つ方法がありますが、おしり洗浄器やシャワーをうまく利用するとよいでしょう。ただし、必要以上に洗浄してしまうと、膣の粘膜が持つ本来の自浄作用を過剰に洗い流してしまうおそれがあります。ビデの使いすぎには注意するようにしましょう。

基本的な予防方法としては、

●排尿後は大腸菌が尿道口につかないように前から後ろに拭くようにする。

●性交後は会陰部を清潔にし、できるだけ早く排尿し雑菌の侵入を防ぐ。

●下半身を温める。

●ストレスや疲れをためない生活を心がける。

などがあります。

膀胱炎は一度かかってしまうと、くりかえすことが多いといわれています。これを「慢性膀胱炎」といい、1年のうちに何回も膀胱炎にかかってしまうようであれば、慢性化している可能性がありますので、医師に相談し、症状を繰り返さない生活の指導を仰ぎましょう。

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