予防接種
2017年04月19日更新 2017年03月31日公開

インフルエンザの予防接種の適切な時期や注意すべき点

インフルエンザの予防接種は確実性があるものではないというものの、インフルエンザ予防において非常に高い効果が期待できます。インフルエンザの予防接種の時期や注意すべき点について、ドクター監修の記事で解説します。

インフルエンザの予防において、もっとも効果が高い方法はインフルエンザの予防接種を受けることです。ここでは、インフルエンザの予防接種を受けるタイミングや、受ける際に気をつけておく点などについて見てみましょう。

インフルエンザの予防接種の効果

インフルエンザウイルスの侵入は防げない

インフルエンザの予防接種は、インフルエンザウイルスの侵入を防ぐためのものではありません。インフルエンザウイルスの侵入経路は、主に鼻や口から入り、体内で増殖を始めるとされています。侵入自体を予防することは難しいですが、侵入してきたインフルエンザウイルスが、肺炎や脳症などを引き起こすことを予防することができると考えられています。

予防接種の効果

インフルエンザの予防接種では、インフルエンザウイルスを弱毒化させたワクチンを投与します。弱い毒性のインフルエンザウイルスを体内に入れることで、体内でのウイルスへの抗体を生み出すことができます。ウイルスの抗体を持っておくと、インフルエンザの流行時期にインフルエンザウイルスが侵入しても、作り出された抗体を使ってウイルスを攻撃することができます。それにより、インフルエンザの発病や重症化を防ぐことができると考えられます。

毎年の予防接種は必要か

予防接種は、毎年受ける必要がないと思っている人も少なくありませんが、以下のような理由から毎年受けるようにしましょう。

前年の型と違う可能性がある

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の種類があります。世界規模で流行を見せるのは、主にA型とB型です。また、流行するインフルエンザウイルスは、前年にA型が流行したけれども、次の年はB型が流行するといったように、毎年同じ型が流行するわけではありません。そのため、前年に予防接種を受けていたとしても、違う型が流行する可能性があるため、毎年の予防接種が必要です。

同じ型でも違う場合も

インフルエンザウイルスは、常に進化しており、同じA型であっても微妙に性質が異なっていることが多いようです。そのため、毎年の予防接種を受けたほうがよいでしょう。

予防接種には期限がある

予防接種によって作り出された抗体というのは、一生を担保してくれるものではありません。おおよそ、5か月程度が適切な効果を発揮できる期限のため、それ以上長くなると効果が薄れるようです。

日本におけるインフルエンザ予防接種の現状

インフルエンザは、日本だけでなく世界的に感染を拡大するウイルスとして知られています。

接種率が低い

アメリカやヨーロッパにおいては、かなりの割合でインフルエンザの予防接種を受けていると報告されています。それに対して日本では、インフルエンザの予防接種に対する意識が高くなく、受けていない人も多いため、接種率はアメリカやヨーロッパに比べるとかなり低くなっています。

予防接種法も違う

海外では、予防接種法も大きく違っています。現在、日本においては、皮下注射によりワクチンを注入する方法しかありません。しかし、海外では、より高い効果を得ることができる筋肉注射や手軽に予防接種を行うことができる点鼻薬式の予防接種を受けることができます。日本ではこれらの方法は認可されていないため、ワクチン摂取の割合が減少していると考えられます。

インフルエンザの予防接種を受ける時期

インフルエンザの予防接種を受ける適切な時期について解説します。

インフルエンザの流行時期

インフルエンザの流行時期は、多少の前後はあるものの、おおよそ12月下旬から3月にかけて流行することが多いようです。インフルエンザワクチンは、摂取してから効果を発揮するまでに2週間ほどかかるといわれています。また、効果の持続が5か月ほどですので、11月から12月中旬までには予防接種を受けておいたほうがよいといわれています。

小学生以下の子供の場合

小学生以下の子供は、まだ抗体を作る能力が弱いため、1回の予防接種では十分な抗体を生み出すことができないようです。そのため、予防接種を2回受けなければ意味がないといわれています。2回の予防接種を受けるためには、1回目との間隔が4週間以上必要となります。そのため、小学生以下の子供が予防接種を受ける場合は、10月くらいから受け始めるほうがよいでしょう。

予防接種で注意したい副作用

予防接種を受けると、副作用は引き起こされる可能性もあります。

よくある副作用

インフルエンザの予防接種でよく見られる副作用は、次のような症状です。

  • 注射部位の赤み、腫れなど
  • 発熱や、頭痛、倦怠感などの風邪(かぜ)の症状

いつ副作用が現れるか

副作用が出るタイミングは、人によって変わってきますが、およそ数日から2週間ほどで発症するといわれています。もし、予防接種を受けた後に副作用が出てしまった場合は、予防接種を受けた旨を医師に伝えて適切な治療を受けましょう。

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