予防接種
2017年04月19日更新 2017年03月31日公開

風疹の予防接種の効果や副作用について

大人がかかってしまうこともある風疹ですが、一般的には子どもがかかりやすいといわれています。予防接種を受けたほうがよいのか、また予防接種の効果や受けることにより注意しておくべき点について、ドクター監修の記事で解説します。

感染症である風疹は、通常の風邪(かぜ)の予防法では防ぎきることができないといわれています。予防接種はどの程度効果があるのかについて詳しく見てみましょう。

風疹とは

風疹の感染経路や治療法などについて確認しましょう。

感染症

風疹は、感染の一種です。軽度の風疹であれば症状が出てこないこともありますが、発症すると主に発熱やのどの痛み、発疹などの症状が引き起こされるといわれています。また、風疹の症状の一つで耳の後ろにあるリンパ節などが腫れてしまうこともあるといわれています。潜伏期間は、およそ14~21日の長期間にわたることで知られています。

風疹の感染経路

風疹のウイルスの感染経路としては、主に飛沫感染であることが多いといわれています。風疹に感染している人の咳(せき)やくしゃみなどによりウイルスが含まれた体液が外部に放出されます。それらを体内に取り込んでしまうことで感染してしまうことが多いようです。また、風疹のウイルスを保有している患者の手や粘膜と接触することで感染してしまう接触感染などが多いといわれています。ただ、空気感染はしないといわれているため、近くに風疹の人がいなければ、注意をしておけば予防できるでしょう。

麻疹との違い

風疹と似た症状で、麻疹という病気があります。「はしか」とも呼ばれており、麻疹ウイルスが原因により引き起こされるといわれています。

感染力が強い

風疹との大きな違いは、麻疹は感染力が非常に強いという特徴があります。麻疹ウイルスは、飛沫感染や接触感染はもちろんのこと、空気感染をすることができるため、多くの感染経路があります。その感染力の高さから感染してしまうと約90%以上の確率で症状が発症するといわれています。

症状も重い

風疹の場合、発症をしても比較的、短期間で症状が治まることが多く、およそ3日で発熱と発疹が回復するといわれています。それに対して、麻疹は高熱と発疹が10日~2週間の長い間、症状に苦しめられることもあるようです。

予防接種の種類

風疹の予防接種には、2種類のワクチンがあります。風疹だけを予防することができる単独ワクチンと、風疹だけでなく麻疹も予防することができるMRワクチン(混合ワクチン)があります。どちらのワクチンも、実際の風疹ウイルスを弱毒化させたウイルスを使用する生ワクチンが投与されます。

ほとんどは混合を接種する

多くの場合、風疹だけを予防する単独ワクチンではなく、風疹と麻疹ともに予防することができる混合ワクチンを使用することが多いです。予防接種の受診スケジュールとしては、1歳児を対象とした予防接種である1期と、小学校入学前の1年間の幼児を対象とした2期とに分けられていることが多いです。

歴史が浅い

風疹の予防接種は重要ですが、歴史はまだ浅く、定期予防接種が開始されたのが、日本で1977年からです。また、当時は中学生の女児だけが接種するように指示されていました。その後、何度かの制度改正を進められていき、現在の2期制の予防接種となりました。そのため、一定の年代の男女には予防接種を受けていない人がいるといわれています。

風疹のワクチンの効果

風疹のワクチン接種の効果は非常に高いといわれています。

2回の予防接種で99%以上

風疹の予防接種を受けると体内で風疹のウイルスに対する抗体が生み出されます。風疹の予防接種は2期制となっており、多くの児童は2回の予防接種を受けます。1回目の予防接種をすることで、約95%、2回目の予防接種で約99%の感染予防に期待できるといわれています。

感染することもある

予防接種は、必ず風疹の感染を防ぐことができるものではありません。1回目と2回目の間に風疹に感染したり、2回目の予防接種の後にかかってしまったりする可能性もあります。自然感染で風疹にかかってしまった場合の再感染率は3~10%、予防接種をした後に感染をする確率は、14~18%だといわれています。

風疹ワクチン接種時の注意事項と副作用

風疹の予防接種は、弱毒性の生ワクチンを使用するため、ほとんど症状が出ないといわれていますが、ときに副作用が現れることがあります。注射部位が赤く腫れあがったり、摂取後10日前後で発熱や発疹などの症状が引き起こされたりすることがあります。ただし、1~3日で症状が治まることが多いといわれています。

また、アレルギー反応が出る場合がありますので、そのときにはすぐに医療機関へ相談をするようにしましょう。多くの場合、接種後30分以内にアレルギー反応が出るといわれていますので、病院で待機するよう指示している病院もあります。

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