乳がんの検査・治療
2017年04月26日更新 2017年03月31日公開

乳がん検診とはどのようなものか

男性も発症する可能性があるといわれているものの、乳がんは圧倒的に女性の発症率が高いといわれています。がんは早期発見が重要です。乳がんの検診の概要や費用、そしてタイミングなどについて、ドクター監修の記事で解説します。

乳がんの検診というのはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、乳がんの検診の種類や受け方について見てみましょう。

乳がん検診の種類

乳がんの種類について解説したいと思います。

乳がんとは

乳がんというのは、乳房にできるがんのことをいいます。乳がんは発生する部位やその進行度、そして細胞の成熟度などによって、さまざまな種類があります。男性も発症するといわれていますが、多くの場合女性が発症していることが多いです。

非浸潤がん

非浸潤がんは、乳管の中で発症するがんです。乳管の奥でできたがんが徐々に広がっていき、母乳を作り出す組織である小葉と乳管がまとまっている腺葉に沿いながら扇状に広がっていきます。非浸潤がんは、乳がんの初期症状であり、この時点ではそのほかの組織に転移していません。しこりが確認しづらく、さらに自覚症状もほとんどないことから、セルフチェックで見つけるのが難しいといわれています。そのため、マンモグラフィーやエコーなどの乳がん検診で見つけることができたり、乳頭からの分泌物によって発見したりすることが多いようです。乳がんの初期段階ですので、完治の可能性が高いといわれています。

浸潤がん

浸潤がんは、非浸潤がんが進行すると浸潤がんになります。乳管の中にだけあったがんが、乳管の外に広がってしまった状態のことを言います。乳管の周辺には、リンパ管がありますので、そこからリンパ節転移を引き起こしてしまう可能性があります。さらに、血管にがん細胞が入り込んでしまうことがあり、そこから肺や骨、そして肝臓に広がってしまう可能性があるといわれています。

パジェット病

パジェット病は、早期のがんであるものの、しこりがないためわかりづらいといわれています。非常にまれな病気であり、乳がん全体で約1%未満の発症率といわれています。乳頭や乳輪部の皮膚が炎症を起こしたり、びらんを引き起こしたりしてしまう可能性があります。特にびらんが回復しない場合は、パジェット病の可能性があるので注意しましょう。

3種類の乳がん検診

乳がん検診では、主に視触診、超音波検診、そしてマンモグラフィーの3種類の検診方法があります。最初に行われるのは、視触診の検診であり、しこりなどの確認を行います。最近話題となっているマンモグラフィー検診では、乳房が大きかったり、閉経して乳房の多くが脂肪になっていたりする女性はマンモグラフィーが適しているといわれています。乳腺の密度が高い女性はマンモグラフィーの検診では判定しづらいようで、超音波検診を行って検診するほうが乳がんを発見しやすいといわれています。

乳がん検診の費用

乳がん検診の費用というのは、その人が加入している健康保険や年齢、そのほかの諸事情により変わってきます。さらに、厚生労働省や自治体の補助がある場合もあります。

40歳未満は自己負担であることが多い

40歳未満の場合、自治体で補助されていることは少ないです。そのため、自己負担であることが多いです。ただし、会社の健康保険組合によっては、なんらかの補助がある場合もありますので事前に確認をするようにしましょう。全額自己負担で検診を行った場合、医療機関によって多少の差はありますが、マンモグラフィーで5,000円前後、超音波検診で3,500円前後であることが多いようです。一連の乳がん検診一式では、およそ15,000~20,000円の費用負担がかかる可能性があるようです。

40歳以上はさまざまな補助がある

40歳以上になると、2年に1回自治体が行っている検診を受けることが可能です。条件は自治体によって変わってくるので事前に確認をしておくようにしましょう。また、負担額も自治体によっては全額補助してくれることもあります。さらに、一部自己負担であっても1,000円程度であることが多いようです。

乳がん検診の受け方

乳がん検診を受けるには、人間ドックを行っている検診専門の施設で受けるのが一般的です。そのほかには乳腺外科があるような大きな病院や外科の中で乳腺担当の医師がいる病院で検診を受けることができます。もし、セルフチェックをして、乳がんの可能性がある場合は相談をしてみましょう。

乳がん検診を受けるタイミング

乳がん検診というのは、いつでも受けることができるものではありません。排卵後や生理中というのは乳房が張りやすいです。そのような時期は適切な検診ができない可能性がありますので、それ以外の生理後から排卵までのタイミングで検診を行うとよいといわれています。

乳がんのリスクが高い人

次のものに当てはまる人は、乳がんになりやすいといわれていますので注意しましょう。

  • 家族に乳がん患者がいる
  • 初潮が早いもしくは閉経が遅い
  • 初めて子供を産んだのが35歳以上
  • 出産、搾乳経験がない
  • 肥満状態の人
  • 女性ホルモン剤を服用している
  • 飲酒習慣がある

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